老後の医療費と介護費、どれくらいかかる?保険で備える方法は?

老後の医療費と介護費、どれくらいかかる?保険で備える方法は? 主要記事(生活ステージ&ライフプラン)

「老後の医療費と介護費って、いったいどれくらいかかるんだろう…」
「親を見ていると、自分の老後が急にリアルになってきた…」

40〜60代になると、こうした不安や疑問が一気に“自分ごと”になりますよね。
しかも医療・介護のお金は「なんとなく高そう」なのに、具体的な金額や公的制度のカバー範囲がわかりにくいのがやっかいなところです。

この記事では、次のポイントを「会話するような感覚」で、ひとつずつ深掘りしていきます。

  • 老後の医療費・介護費のリアルな平均額と内訳
  • 公的保険(医療保険・介護保険)でどこまでカバーされるのか
  • 民間保険で備えるなら、どこを重視すべきか
  • 「うちはどうしたらいい?」を考えるためのチェックポイント
  • 最後に、プロに相談するという選択肢

数字だけ並べて不安をあおるのではなく、
「知れば怖くない」状態にまで落とし込むことをゴールにしています。

  1. 老後の医療費はいくらかかるのか?「総額」と「自己負担」のギャップ
    1. 医療費は年齢とともにどう増えていく?
    2. 高額療養費制度で、どこまで自己負担は抑えられる?
    3. それでも“ゼロにはならない”自己負担の中身
    4. 老後の医療費の「平均総額」はどれくらい?
    5. 医療費パートで考えておきたい“質問”
  2. 介護費用はいくらかかる?在宅と施設でここまで違う
    1. 介護の“平均的な費用と期間”はどれくらい?
    2. 在宅介護と施設介護の“感覚的な違い”
    3. 公的介護保険で“何割くらいカバーされるのか?」
    4. 「親の介護」と「自分の介護」は別物として考える
    5. 介護費用パートで考えておきたい“質問”
  3. 公的保険(医療・介護)でどこまでカバーされるのか?仕組みを整理
    1. 健康保険・高齢者医療制度のキホン
    2. 公的介護保険の仕組み(ざっくり版)
    3. 公的保険「だけ」では足りない“スキマ”
  4. 民間保険で備えるべきポイントを深掘りする
    1. 老後のリスクをざっくり3つに分解してみる
    2. 医療保険で押さえておきたいポイント
    3. がん保険は必要?「公的保険+高額療養費」で足りる?
    4. 介護保険(民間)は「誰にとって」有効か?
    5. 終身保険・外貨建て・個人年金…「貯蓄性のある保険」はどう考える?
    6. 「うちは保険でどこまで備えるべき?」の考え方
  5. どんな人が保険加入・見直しを重点的に検討すべきか?
    1. 保険の検討優先度が高いケース
    2. 保険の比重をあまり高くしなくてもよいケース
    3. 「入りすぎ」もまたリスクになる
  6. 老後資金計画とのバランスをどう取るか?
    1. 老後の生活費の平均から考える
    2. 医療・介護費は「別枠」で考えておくと安心
  7. 一人で判断しきれないときは、専門家に相談するのも“堅実な選択”
    1. 生命保険の無料相談を「うまく使う」発想
    2. どんな相談をすると有意義か?
  8. まとめ:老後の医療費・介護費は「見える化」すれば怖くない
    1. あなたが「今できる一歩」は、とてもシンプルです

老後の医療費はいくらかかるのか?「総額」と「自己負担」のギャップ

「老後の医療費は生涯で〇〇万円」と言われても、ピンとこない…

よく雑誌やニュースで
「老後の医療費は夫婦で約〇〇万円」
といった見出しを見かけますが、

  • それって“請求額”なのか“自己負担額”なのか?
  • 公的保険や高額療養費制度を使った後なのか?
  • 外来中心なのか、入院も含めてなのか?

ここがあいまいだと、数字だけが一人歩きしてしまいます。

医療費は年齢とともにどう増えていく?

厚生労働省の医療費統計を見ると、1人あたりの医療費は高齢になるほど右肩上がりです。

ざっくりイメージでいうと、

  • 現役世代(〜64歳):医療費はそれなりにあるが、まだ少なめ
  • 65〜74歳:持病・通院が増え、年間医療費がぐっと上がる
  • 75歳以上:外来と入院がさらに増え、現役の数倍になる

ここでのポイントは、
医療費の“総額”はかなり膨らむが、自己負担は制度によってかなり抑えられる」ということです。


高額療養費制度で、どこまで自己負担は抑えられる?

「高額療養費制度ってよく聞くけど、実際どのくらい役に立つの?」

と感じている方も多いと思います。

ざっくり言うと、
1ヶ月あたりの自己負担額に“上限”を設けてくれる仕組みです。
上限額は年齢と所得によって変わりますが、70歳以上では、

  • 年金生活中心の人:1〜2万円台
  • 標準的な所得の人:4万円前後

などに抑えられます(細かい条件は厚生労働省の資料を参照)。

イメージ例

  • 総医療費:1ヶ月で30万円
  • 窓口負担:3割なら一旦9万円
  • でも高額療養費制度で
    → 所得区分に応じて、例えば 上限約44,400円 まで軽減されるケースも

つまり、医療費そのものは高くても、「自己負担」は制度でかなり抑えられるわけです。


それでも“ゼロにはならない”自己負担の中身

「じゃあ、高額療養費制度があるから大丈夫?」
と言うと、残念ながらそうでもありません。

制度の対象外になる代表例は、

  • 差額ベッド代(個室・2人部屋など、いわゆる“特別室料”)
  • 入院中の食事代・日用品代
  • 先進医療にかかる技術料
  • 通院・家族の交通費・付き添い費用
  • 仕事を休んだことによる収入減

こうした“周辺コスト”が、じわじわと家計を圧迫します。


老後の医療費の「平均総額」はどれくらい?

生命保険文化センターの調査などをもとにすると、
老後に必要と見込まれる医療費の自己負担額は、おおよそ一人あたり数百万円規模とされています。

各調査で多少の差はありますが、目安としては、

  • 老後の医療費自己負担のイメージ
    → 一人あたり 約200〜300万円以上
    → 夫婦なら 400〜600万円規模 を見込んでおくと安心感が高い

もちろん、

  • 生活習慣(喫煙・飲酒・運動・食事)
  • 持病の有無
  • がん・心筋梗塞などの大病の有無
  • 入院回数・入院日数

によって大きく変動します。


医療費パートで考えておきたい“質問”

この記事を読みながら、心の中で次の問いに答えてみてください。

  • Q1:自分やパートナーは、すでに持病があるか?
  • Q2:がん家系・生活習慣病のリスクは高そうか?
  • Q3:入院が長引いた場合、差額ベッド代などをどこまで許容できるか?
  • Q4:現時点の貯蓄で、医療費にいくらまでなら出せると感じるか?

この答えが、後半の「民間保険でどこまで備えるか?」を考えるときの土台になります。


介護費用はいくらかかる?在宅と施設でここまで違う

「正直、医療費より介護費のほうがイメージしづらい…」
という声はとても多いです。

介護は、

  • いつ始まるか
  • どのくらい続くか
  • どの程度の介護度になるか
  • 在宅か施設か

によって費用が大きく変わるからです。

ここでは、まず平均値を押さえ、そのあとで「うちの場合」に落とし込んでいきましょう。


介護の“平均的な費用と期間”はどれくらい?

生命保険文化センターの最新調査(2024年度)によると、過去3年間に介護経験のある人の回答は次の通りです。

介護費用の平均(自己負担ベース)

項目平均額
一時的な費用(住宅改修・介護ベッドなど)47.2万円
月々の介護費用(全体平均)9.0万円
在宅介護の月々の費用5.3万円
施設介護の月々の費用13.8万円
介護期間(平均)4年7ヶ月(55ヶ月)

この数字を見ると、ざっくりとしたイメージとして、

  • 介護の総額(平均)
    → 一時費用 約47万円 + 月9万円 × 55ヶ月
    合計:約540万円前後

という規模になります。


在宅介護と施設介護の“感覚的な違い”

同じ「9万円の平均」といっても、在宅と施設では中身がかなり違います。

在宅介護の場合の主な出費

  • デイサービス・訪問介護などの自己負担分
  • 食費・光熱費などの生活費(もともとあるが増えやすい)
  • 介護用品(紙おむつ・リハビリ用品など)
  • 家族の通院・付き添いの交通費
  • 仕事をセーブしたことによる収入減

施設介護の場合の主な出費

  • 施設利用料(居住費・食費・管理費など)
  • 日用品・医療費の自己負担
  • 理美容費・お小遣い
  • 家族の面会時の交通費

施設介護は一見高く感じますが、
「自宅の生活費+介護サービス費」から「施設費」に置き換わるイメージでもあります。

とはいえ、月13〜15万円前後が数年単位で続く可能性を考えると、
やはりインパクトは小さくありません。


公的介護保険で“何割くらいカバーされるのか?」

ここで登場するのが、介護保険制度です。

  • 40歳以上が保険料を負担
  • 要介護(または要支援)認定を受けると
    → 介護サービス費用の 1〜3割負担 で利用可能(原則)

ただし、すでに出てきた通り、

  • 居住費・食費
  • 介護保険対象外のサービス(家事代行・見守りなど)
  • 生活費
  • 施設独自の追加サービス

などは、全額自己負担になります。

結果として、

  • 介護そのものに関わる“サービス費用”は公的保険でかなり抑えられる
  • しかし、トータルでは 自己負担も数百万円規模になるケースが多い

という構図です。


「親の介護」と「自分の介護」は別物として考える

40代・50代で多いのが、

  • 今まさに親の介護中
  • これから親の介護が始まりそう
  • 親の介護を経験して、自分の老後が一気に不安になった

というパターンです。

ここで整理しておきたいのは、

  • 親の介護費用
    基本的には親の年金・貯蓄+あなたのサポート
  • 自分の介護費用
    あなた自身の年金・貯蓄+保険+家族のサポート

と、お金の“出どころ”が違うということ。

親の介護をきっかけに
「自分の老後は、子どもに同じ負担をさせたくない」
と考える人は非常に多く、その場合は、

  • 自分の老後の医療・介護費を、どこまで“自分の準備”で賄うか?

を意識しておくと、将来の選択肢が広がります。


介護費用パートで考えておきたい“質問”

  • Q1:自分は在宅介護と施設介護、どちらを希望しているか?
  • Q2:配偶者や子どもは、その希望を知っているか?
  • Q3:親の介護の経験から、「ここだけはお金をかけたい」と思うポイントは?
  • Q4:介護費の自己負担が月10〜15万円になったとき、何年間なら耐えられそうか?

これに答えておくと、
後ほど出てくる「介護保険(民間)」を検討する際の軸になります。


公的保険(医療・介護)でどこまでカバーされるのか?仕組みを整理

「公的保険があるなら、民間保険って本当に必要なの?」

この疑問はもっともです。
ここをぼかしたまま民間保険の話に進むと、どうしても“売り込み感”が強くなってしまいます。

なのでまずは、公的保険の守備範囲を整理しておきましょう。


健康保険・高齢者医療制度のキホン

日本の医療保険の大枠

  • 現役世代:会社員なら健康保険、自営業なら国民健康保険
  • 75歳以上:後期高齢者医療制度
  • 一般的な自己負担は 現役:3割、高齢者:1〜3割

ここに加えて、

  • 高額療養費制度:自己負担額の上限を設ける
  • 高額介護合算療養費制度:医療と介護の自己負担を合算して、さらに上限を設けるケースも

といった“セーフティネット”があります。


公的介護保険の仕組み(ざっくり版)

介護保険は、

  • 40歳から保険料を支払い
  • 65歳以上で要介護状態になったときに
    → 所得に応じた 1〜3割負担 でサービス利用可

という仕組みです。

要介護度(要支援1〜2、要介護1〜5)によって、
「1ヶ月にどれくらいのサービスを使えるか」の上限額が決まります。

ただし、ここでも、

  • 居住費
  • 食費
  • 介護保険外サービス

は自己負担です。


公的保険「だけ」では足りない“スキマ”

ここまでをまとめると、公的保険には確かに強力な守備力がありますが、
どうしても以下のような“スキマ”が残ります。

  • 医療のスキマ
    • 差額ベッド代
    • 先進医療の技術料
    • 長期入院中の生活費(住宅ローン・光熱費など)
  • 介護のスキマ
    • 居住費・食費(施設)
    • 介護保険外サービス
    • 家族の収入減
  • 共通のスキマ
    • 「働けなくなった期間」の収入補填

このスキマ部分を、

  • 貯蓄で補うか
  • 民間保険で補うか
  • 両方の組み合わせにするか

が、老後資金・保険設計の“肝”になります。


民間保険で備えるべきポイントを深掘りする

「じゃあ、民間保険って結局どこまで必要なの?」
ここからが、多くの人が一番迷うポイントです。

結論から言うと、万人に共通する“正解パターン”はありません。
ただし、考え方の“筋道”を押さえておくと、答えはかなり見えやすくなります。


老後のリスクをざっくり3つに分解してみる

まず、老後の「お金のリスク」を3つに分けてみましょう。

  1. 医療リスク
    • 入院・手術・長期通院など
  2. 介護リスク
    • 要介護状態になり、介護サービスや施設が必要になる
  3. 長生きリスク(資金長期化リスク)
    • 想定より長生きして、貯蓄だけでは足りなくなる

それぞれに対して、

  • 公的制度でどこまでカバーされるか
  • 自己負担がどこまで発生しそうか
  • それを 貯蓄で賄うのか、保険で賄うのか

を考えていきます。


医療保険で押さえておきたいポイント

医療保険は、すでに加入している人も多いと思います。
ただし「その保障内容が今の自分に合っているか?」は別問題です。

医療保険でチェックしたい項目

  • 入院給付金のタイプ
    • 日額〇〇円型か、一時金型か
  • 入院日数の上限
    • 60日・120日・360日など
  • 通院保障の有無
  • 先進医療特約の有無
  • 持病があっても保障されるか(引受基準緩和型など)

最近の医療は「短期入院+外来・通院」が主流なので、

  • 入院日数の長さだけを重視する従来型より
  • 手術・通院・一時金などを組み合わせた設計が増えています。

「昔入ったままほったらかし」という方は、一度見直す価値があります。


がん保険は必要?「公的保険+高額療養費」で足りる?

がん保険についてもよくある疑問が、

  • 「高額療養費があるなら、がん保険はいらないのでは?」
  • 「三大疾病特約だけで十分?」

です。

がん治療は、

  • 入院だけでなく通院での抗がん剤治療・放射線治療が増えている
  • 働きながら治療するケースも多いが、収入が減ることもある
  • 先進医療(陽子線治療など)を選ぶと高額になる可能性がある

といった特徴があります。

そのため、がん保険では、

  • 診断一時金(がんと診断されたらまとまった給付金)
  • 通院・先進医療への対応
  • 就業不能状態になったときの収入補填

などを重視するケースが多くなっています。


介護保険(民間)は「誰にとって」有効か?

民間の介護保険は、

  • 要介護状態になったとき
  • 一時金 or 年金形式で給付金が受け取れる

という商品です。

有効なのは、

  • 「子どもに経済的・時間的な負担をかけたくない」
  • 「自分の介護費用は、自分で準備しておきたい」
  • 「施設に入る可能性も視野に入れている」

という価値観が強い人です。

逆に、

  • すでに十分な資産があり、介護費用も自力で賄えそう
  • 親族の支援や公的サービスをフル活用する前提がある

という場合は、必ずしも必須ではありません。


終身保険・外貨建て・個人年金…「貯蓄性のある保険」はどう考える?

老後資金対策として、

  • 終身保険(貯蓄性)
  • 個人年金保険
  • 外貨建て保険

などを検討している方も多いと思います。

ここで大事なのは、

  • 「老後資金のための運用商品」として見るのか
  • 「保障機能+貯蓄」の両方を狙うのか

というスタンスをはっきりさせることです。

一般的に、

  • 保障をメインにする商品:保険
  • 資産形成をメインにする商品:投資・運用

という整理をしておくと、ややこしい話がスッキリします。


「うちは保険でどこまで備えるべき?」の考え方

ここで、シンプルな考え方の枠組みを紹介します。

  1. 医療費・介護費の自己負担をざっくり試算
    • 医療:約200〜300万円
    • 介護:約500万円前後
      → 合計:一人あたり 700〜800万円程度を“最大リスク”としてイメージ
  2. 現時点の貯蓄・将来の年金見込みを確認
    • 「このうち、貯蓄でどれくらいまでは対応できるか?」
  3. 貯蓄で賄えない部分を保険でカバー
    • その際に、
      • 医療保険
      • がん保険
      • 介護保険
        のどれを、どの程度組み合わせるかを検討

このプロセスを一人でやるのが難しいと感じる場合、
後ほど紹介するような「保険のプロへの無料相談」が役に立ちます。


どんな人が保険加入・見直しを重点的に検討すべきか?

「正直、保険はすでに何かしら入っている。でも、それが“ちょうどいい”のか自信がない…」

そんな方に向けて、特に保険の検討優先度が高い人の特徴を整理します。


保険の検討優先度が高いケース

  • 貯蓄がまだ十分でない(数百万円レベル)
  • 住宅ローンが残っており、配偶者の収入だけでは不安
  • 自営業・フリーランスで、会社員のような手厚い保障がない
  • 親の介護を見て、「自分は子どもに同じ負担をかけたくない」と強く思っている
  • 生活習慣病のリスクが高い、またはすでに持病がある

こうした人は、

  • 医療費・介護費の自己負担が重くのしかかりやすい
  • 収入が減ったときのダメージが大きい

という特徴があり、公的保険+貯蓄だけでは不安が残りやすい層です。


保険の比重をあまり高くしなくてもよいケース

  • すでにまとまった金融資産がある(例:数千万円以上)
  • 退職金や企業年金が見込める(大企業・公務員など)
  • 配偶者も安定した収入がある
  • 独身で、扶養している家族がいない

この場合は、

  • 医療・介護の“スキマ”部分も貯蓄から払える可能性が高い
  • 保険は「最低限+α」の安心材料として持つ
  • むしろ保険料を抑えて、資産運用に回す選択肢も

といった設計が考えられます。


「入りすぎ」もまたリスクになる

忘れてはいけないのが、保険の入りすぎもリスクだということです。

  • 毎月の保険料が高すぎて、貯蓄が増えない
  • 老後資金のための投資・運用に回すお金が残らない
  • 実は重複している保障が多い

こうなると、
「安心するために入った保険が、逆に家計を圧迫する」
という本末転倒な状態になってしまいます。


老後資金計画とのバランスをどう取るか?

ここまで読んで、

「医療・介護費も大事だけど、老後の生活費全体とのバランスがわからない」

と感じているかもしれません。

そこで最後に、老後資金全体の中での“医療・介護費”の位置づけを整理しておきます。


老後の生活費の平均から考える

生命保険文化センターの調査によると、

  • 老後の最低日常生活費(夫婦2人)
    → 月額 約23.9万円
  • ゆとりある老後生活費
    → 月額 約39.1万円

とされています。

老後資金は、ざっくり言えば、

「日々の生活費」+「医療・介護費」+「ゆとり(旅行・趣味など)」

の3つのパーツに分かれます。


医療・介護費は「別枠」で考えておくと安心

実務的な考え方としては、

  • 日常の生活費+ゆとり分
    → 年金+貯蓄の取り崩しでカバー
  • 医療・介護費
    → 「別枠」として、
    • 一部を貯蓄
    • 一部を保険
      で準備しておく

と整理すると、計画が立てやすくなります。

ざっくりモデル例(夫婦)

  • 老後生活費:月25〜35万円(年300〜420万円)
  • 公的年金:2人で月22〜24万円程度と仮定
    → 年金で少し足りない分を貯蓄から
  • 医療・介護費:夫婦で合計1,000〜1,500万円を最大リスクとして想定
    → 貯蓄+保険で分担

もちろんこれはあくまでモデルですが、
「何となく不安」から「数字でイメージできる不安」になるだけでも、対策は一気に立てやすくなります。


一人で判断しきれないときは、専門家に相談するのも“堅実な選択”

ここまで読んで、

  • 「情報はわかった。でも、自分たちの場合の“正解”がやっぱりわからない」
  • 「今入っている保険を活かして、ムダなく整えたい」
  • 「夫婦それぞれの希望(在宅介護か施設かなど)も踏まえて考えたい」

と感じた方も多いと思います。

医療・介護・保険・年金・老後生活費…
これらを全部自分だけで組み立てるのは、正直かなり大変です。

そこで、一つの情報提供として、生命保険の無料相談サービスという選択肢があります。


生命保険の無料相談を「うまく使う」発想

たとえば「みんなの生命保険アドバイザー」は、
複数の保険会社の商品から、中立的な立場でプランを提案してくれる相談サービスです。

  • 全国で相談対応
  • 自宅・カフェ・オンラインなど、希望に合わせて面談形式を選べる
  • 相談は何度でも無料
  • 必ず契約しなければならないわけではない
  • 「今の保険のままでいい」という結論になることもある

という特徴があります。


どんな相談をすると有意義か?

せっかく相談するなら、次のようなテーマを投げかけてみると良いでしょう。

  • 老後の医療・介護費をどのくらい見積もると現実的か?
  • 今加入している保険で、老後の医療・介護に使えるものはどれか?
  • 保障が重複している部分と、足りない部分はどこか?
  • 保険料を増やさずに、保障内容を入れ替えることはできるか?
  • 「子どもに負担をかけたくない」という想いを、どう保険設計に反映できるか?

こうした問いに、具体的な数値やシミュレーションを交えながら答えてもらえると、
かなりスッキリした状態で「加入する・しない」を判断できます。


まとめ:老後の医療費・介護費は「見える化」すれば怖くない

最後に、この記事の要点を整理します。

  • 老後の医療費は、一人あたり数百万円規模の自己負担が発生する可能性がある
  • 介護費用は、平均的には一人あたり約500万円前後(期間約4年7ヶ月)が目安
  • 公的保険(医療・介護)+高額療養費制度によって、自己負担は大きく抑えられる一方で、
    • 差額ベッド代
    • 居住費・食費
    • 介護保険外サービス
      などの“スキマ”は自己負担になる
  • 民間保険は、
    • 貯蓄だけでは不安な部分
    • 長期入院・要介護状態・働けない期間の収入減
      をピンポイントでカバーする「安心の上乗せ」として活用するのが現実的
  • 保険に入りすぎると、
    • 保険料が家計を圧迫し、
    • かえって老後資金が貯まらない
      という逆効果になることもある
  • 自分にとっての最適解は、
    • 現在の貯蓄・年金見込み・家族構成・価値観(子どもへの負担をどう考えるか)
      によって変わるため、プロに相談して“見える化”するのも有効

あなたが「今できる一歩」は、とてもシンプルです

  1. この記事で出てきた数字を、自分ごととしてざっくり当てはめてみる
  2. 今の保険証券(医療・がん・介護・死亡保険)を一度テーブルに並べてみる
  3. 「どこまでを貯蓄で、どこからを保険で備えたいか?」を、家族とも話してみる
  4. もし一人で考えるのがしんどければ、

老後の医療費と介護費は、
放っておいても不安は勝手には減りませんが、
「見える化」すればするほど、不安は“対策可能な課題”に変わっていきます。

今日この記事を最後まで読んだこと自体が、
すでにその第一歩になっています。

ここから先は、
「何となくの不安」を、「数字とプランのある安心」に変えていくステージです。
あなたの老後が、少しでも穏やかで納得感のあるものになるよう、
この記事がそのお手伝いになれば幸いです。

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